【剣盾シングルS2】お祈り保険バトン【最終381位】
剣盾シングルシーズン2、お疲れ様です。ポケモンに本格的に復帰して、記事を書くのもほぼ2年ぶりになります。かなり長い間レート対戦からも離れており、Twitterのアカウントも削除していたので、もし過去の記事を見て下さっていた方がいたら嬉しい限りです。
結果は振るいませんでしたが、上位で長く戦うことができ、ポケモンの面白さを再確認することができたので、簡易的なものですが、記念の意もあり残しておきます。
構築のメインの勝ち筋は、ドラパルトのバトンからドリュウズ、アーマーガアを通すか、ダイマックスでトゲキッスを単体で通すのほぼ二通りです。サイクル性能は無いに等しく、基本的には2サイクル目には仕掛けていくことが多かったです。以下個体解説
・トゲキッス@ピントレンズ
特性:きょううん
臆病 4-X-0-252-0-252
エアスラッシュ/かえんほうしゃ/マジカルシャイン/わるだくみ
シーズン2の対戦時間短縮に伴って、受け回し系の構築によるTODが頻発することが予想でき、そういった構築相手に駆け引きをせずに済むように採用したポケモン。素の火力はかなり物足りないので、選出する際はこのポケモンにダイマックスを切ることを強制されました。
5割の運頼みにはなりますが、耐久調整や積み技を貫通して、急所で一方的に勝てる試合も多く、受け回し系の構築に対するストレス軽減の意味もあり、要所での選出のみになりましたが最後までパーティに居座りました。環境にいるギャラドス、トゲキッスが火力に補正をかけて素早さを落とし気味になっていたので、最速にすることでミラーには強めになりました。弱点保険を発動できた場合、ドラパルトからのバトン先にもなります。選出率6位。
・アーマーガア@ラムのみ
特性:ミラーアーマー
陽気 108-148-0-X-0-252
ブレイブバード/ビルドアップ/ちょうはつ/はねやすめ
・A 1↑ダイジェットで耐久無振りドリュウズに50.2〜59.4%
低速物理を起点に、自らも素早さを上げて抜いていく物理のダイマックス枠。上記の調整は、ドリュウズ対面でつのドリルの試行回数を一回までに抑えたいが為のもので、合わせてある程度耐久面も確保したかったので残りがHに回っていますが、ASでもそこまで問題にならなかったと思います。Sはミラー意識もあり最速。
カビゴン、カバルドンなどを挑発で起点にして積んでいく動きが基本ですが、裏にロトム等の電気タイプが見えている場合は、一回でも積めた時点でブレイブバードに切り替え、後続に負荷をかけていくことで、2サイクル目からダイマックスで、再度受けに来たポケモンを倒す動きをとりました。
ドラパルトからのメインのバトン先であり、決まれば簡単には止まらず、順位の引き上げに最も貢献したポケモンでした。上位での戦いでは、トゲキッスと並んでいることもあり、電気タイプの処理に苦しんだためあまり選出できなかったため、この枠を早めに見直すべきでした。ラムを持つことでカバルドンやニンフィア等の欠伸展開にかなり強めな点は便利でした。選出率4位。
・ドラパルト@じゃくてんほけん
特性:クリアボディ
陽気 252-4-252-X-0-0
ドラゴンアロー/おにび/りゅうのまい/バトンタッチ
前期からそこそこ存在したらしいバトンドラパルト。竜の舞か、鬼火で物理を受けつつ弱点保険を起動させて後続にバトンします。弱点保険を狙って発動させるのは難しいため、基本的には竜の舞をバトンして素早さを補強する目的で選出します。アイアントを抜きたいため陽気。
フェアリーへの打点を持ちませんが、ドリュウズやアーマーガアに繋ぐため、初手で出会さなければあまり問題にはならなかったです。ミミッキュはいきなり剣の舞を押してくるケースが少なかったので、最悪対面した場合は鬼火を押していました。このようにかなりシビアな運用でギリギリの択を通していく場面が多かったので、取り巻きを見直すことでリカバーできる余地はかなりあると思います。
受け駒が殆どいない構築のため、ドリュウズなど鬼火を上から入れられるポケモンや、エースバーンなどの打点が無い(わざとふいうちを受けに行き、弱点保険を起動させられる絶好のカモ)ポケモン、馬鹿力を押したヒヒダルマなどに積極的に投げていきました。ドラゴン技の通りが良ければ、このポケモンにダイマックスを切ってそのまま攻め切る立ち回りもしました。選出率1位。
・ドリュウズ@いのちのたま
特性:かたやぶり
陽気 0-252-4-X-0-252
ドラパルトからのバトン先二番手。既述のように、構築の飛行タイプ二匹がロトムやパッチラゴンを誘うので、それらに対して上から特性を無視して刺すことができるこのポケモンが上位帯ではアーマーガアより有効でした。ドラパルトの竜の舞に合わせて繰り出されるミミッキュ、トゲキッスにバトンからこのポケモンを繰り出し、ダイマックスしてそのまま抜いていく動きが決まりやすかったです。
シャドークローは、積んだ後であれば型破りダイホロウでアーマーガアにも殴り勝てるため必須。バトン先ではありますが、交代読みで押せれば低速サイクルにイージーウィンできる剣の舞も抜けませんでした。ダイアースでHB特化ナットレイにもほぼ半分以上入るようになり、バトン後にダイマックスを押さずとも、アイアンヘッドでダイマックスミミッキュが処理できるのでアイテムも命の珠で確定。
型破りドリュウズの足回りを補えるのはそれだけで強く、取り巻きを整え、このポケモンへのバトンを主眼に置いた構築も考えられるほどパワーを感じ、このポケモンをいかに通すかが勝利に直結しました。選出率2位。
特性:ふゆう
控えめ 252-X-0-68-188-0
・C:ダイサンダーでH4ダイマックストゲキッスに50.3〜59.6% 残りD
特殊方面のクッションと対面操作役として採用。特に、ドラパルトがトゲキッスと対面してしまった際の引き先。ヒートロトムでないのは、パーティ単位で重いパルシェン、カバルドン、ドサイドン辺りを意識してのものです。
弊害として、トゲキッス、ギャラドスが命の珠を持ってダイソウゲンを撃ってくるため、対面でダイマックスできないと負けてしまう点があります。トゲキッスは、ダイジェットに後出しを合わせられれば中乱数の勝負には持ち込めますが、ダイマックスを強要されるので、やはりこれらに対する切り返しの駒としては不十分で、早めに見直していれば良かったと悔いが残る枠です。選出率5位。
・タチフサグマ@かえんだま
特性:こんじょう
陽気 4-252-0-0-0-252
からげんき/はたきおとす/こごえるかぜ/ちょうはつ
先発での荒らしと展開阻害役、稀にバトン先。火傷で欠伸や状態異常をカットしつつ、かなりの高火力を高い素早さから撃てるため、有利対面から入れれば相手のゲームプランを大きく崩すことができるポケモンでした。
トリックやブロッキングも強力ですが、この構築では相手に先に展開されることが致命傷となったため、パルシェンを筆頭に対面で積みを許さず後続を補助するためにも挑発は必須でした。凍える風はミミッキュ対面で撃ち、次の叩き落とすで倒すためのもの。ダイマックスを切られなければ基本決まり、切ってくれれば儲け物といった具合ですが、用途がそれ以外だと素早さ操作くらいしかないので、周りをミミッキュに厚くし、この枠を変えた方がこのポケモンの単体性能は引き上がると思います。
耐久数値は優れていますが、火傷のダメージと格闘4倍弱点があるため寿命は見かけほど長くなく、相手を削るだけ削り、挑発を撃って退場してもらっていました。それでも現環境での単体スペックはかなりのもので、もう少し数が増えても不思議ではないと感じました。選出率3位。
・基本選出、立ち回り等
基本選出はドラパルト+ドリュウズorアーマーガアorトゲキッス+1。トゲキッスが見えている場合は後ろにロトムを控えさせました。初手は、通りが良ければタチフサグマを積極的に立てたいきましたが、厳しければドラパルトスタートが多くなりました。
基本的に2サイクル以上は厳しいので、ドラパルトで積める隙が作れればその時点で攻めに転じなければいけませんでした。上位帯では常にシビアな選出や択を通していかなければなりませんでしたが、相手のミスを即勝利に結び付けられるパワーはあるので、ランクをスムーズに上げることはできました。
・最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。拙い内容で結果も振るいませんでしたが、記事そのものがプレイ記録のようなものなので、ご容赦頂けると幸いです。
7世代までは好きなポケモンをチョイスして、その脇を固めていくように構築を組んでいましたが、8世代のプールで、見た目が気に入り、かつそれなりに戦えるポケモンが今のところいないので、シーズン1はモチベーションが保てませんでした。順位に拘ってプレイすることにも慣れてきたので、来季からは変わったポケモンで色を出しつつ結果も出せればと思います。
ソードシールドのCMではないですが、自身を取り巻く環境が変わっても、いつでもそこに存在し続けてくれるポケモンとレート、ランク対戦には救われるばかりです。これからも生活を維持しつつ対戦も継続していきたいです。
TNもずくちゃか 最高186位/最終381位