【SMシングルS3】クチートメタグロス【最終2015】
シーズン3お疲れ様でした。新生活の時期ということもあって?か人の少ないシーズンでしたが、それとは関係無く勝ちきれず情けない結果に終わりました。三期続いてレートは振るいませんでしたが、レート対戦の記録のようなものなので今期も書き置きします。構築が見た目よりおかしな構成にはなっています。
念願だったメガクチートの使用が可能になり、クチートと合わせ手堅くポリゴン2でトリックルームによる展開を行う構築としてスタート。繰り出し性能が高めで特殊方面のトリルアタッカーとして優秀なアシレーヌ、地面枠ステロ要員霊獣ランドロス、サイクル崩し霊獣ボルトロス、クチートでは範囲的に厳しく上から殴りたい場合に選出できる、第二のメガ枠としてメタグロス。
・使用個体
クチート@クチートナイト
意地っ張り 252-252-0-0-4-0
じゃれつく/不意打ち/叩き落とす/炎の牙
特性:威嚇→力持ち
構築の始点。メタグロスとの技範囲の分担を考えてのフルウェポンで、炎牙はハッサムやナットレイ、クチートミラーなどに。叩き落とすはゲンガーへの打点、クレセリアに連打するために搭載してあります。剣舞を挿すならこの枠ですが、他にも輝石を叩きにいきたい場合が多かったのもあり抜くに抜けなかったという感じです。使用感覚そのものは6世代と殆ど変わらず火力そのものには信用が置けますが、z技など特殊等倍高火力による出落ちの危険が高まっているのもあり、後述のポリゴン2とはほぼ同時に選出されました。基本的には後ろからの死に出しによって展開しますが、ゴツメ持ち物理受けを用意していないのでガルーラ入りには初手投げをやります。選出率はメタグロスよりやや高め。
ポリゴン2@進化の輝石
穏やか 244-0-140-0-124-0
冷凍ビーム/シャドーボール/自己再生/トリックルーム
特性:アナライズ
一応展開と受け方面のメインを担う構築の軸となるポケモンですが、見ての通り配分技特性全てに課題が残る枠。
主な役割として、トリックルームによるクチートとアシレーヌの展開役、ゲッコウガやカプ・コケコといった高速特殊アタッカーやメタグロスがゴーストと対面した際の引き先、ミミッキュの誤魔化し、ボーマンダへの牽制などがあります。
調整としては意地ミミッキュのA↑2フェアリーz確定耐えまでBを伸ばして残りD。図太いより実数値1だけ得になります。D方面は調整していませんが、ここまで伸ばせば既述したポケモンに押し切られることはありませんでした。
トリル展開だけでなく、クチートとメタグロスに飛んでくる特殊高火力技のクッションでもあるので再生が入り、地面全般に撃てる冷凍ビームと、ゲンガー、カプ・テテフ、メタグロス、ミミッキュへの打点となるシャドーボール。
トリックルームを持ちながら特性をアナライズとした理由としては、これらのポケモンに対してシャドーボールで概ね確定2発を取れるようになるのが大きかったためです。1/2で腐るダウンロードと比べると恩恵が大きく、交代際にも補正が乗るので活きる場面は多かったです。当然上から殴ることも多いので、トリックルームを絡める場合のダメージのズレにはかなり神経を使って攻撃を押さなければなりませんでした。挑発がよく飛んで来るのでコケコには大抵は冷凍ビームから入りました。
トリル下アシレーヌ、クチートで抜いていけると判断した場合は退場する直前にトリルを撃って切り気味に運用します。選出率は最も高かったです。
アシレーヌ@アシレーヌz
控えめ 252-4-60-156-36-0
うたかたのアリア/ムーンフォース/目覚めるパワー炎→滅びの歌/アクアジェット
特性:激流
特殊方面のトリルアタッカー。優秀なタイプからトリル展開を行わず有利対面で圧力をかけていくことも可能なポケモンなので、初手においてから後にポリゴン2で再展開という動きも取ります。本構築においてバシャーモやギャラドスに有利のつく貴重なポケモンなのでその2匹が見えた場合は確実に選出しました。クチートは後投げが難しいポケモンであるので、ポリゴン2でトリルを撃った後にこのポケモンをまず投げることが多かったです。
耐久調整はHD:フィールド下C252無補正コケコの10万耐え、HB:A252無補正メガボーマンダの捨て身確定耐えまで振ったもの。激流を発動させやすく、体力が僅かにでも残ればトリックルームによる
再展開が可能なのでこの辺りまで伸ばしています。
技構成については、ナットレイに撃つ機会があまり無かったのでめざ炎の枠は滅びの歌にしてオニゴーリやバトンに厚くする方が良いと判断して変更。
ボルトロス(霊獣)@格闘z
臆病 4-0-0-252-0-252
10万ボルト/気合い球/目覚めるパワー飛行/悪巧み
特性:蓄電
構築の選出軸からは独立していて、サイクル崩しを行いたい場合に選出するポケモン。主にはヒードラン、ナットレイ、フシギバナ、ドヒドイデ、カプ・ブルル、テッカグヤ辺りの、クチート軸で厄介なサイクルポケモンを担当。水タイプが重いのでレヒレ、スイクン、アシレーヌ辺りを見たら初手投げしました。受けループやイーブイバトンを誤魔化す枠でもあります。
目覚めるパワー飛行はカプ・ブルルとフシギバナの両方に対して唯一高い打点を見込むことのできる技として採用しています。フシギバナに対してはサイコキネシスと同威力であり、加えてこちらの方が技範囲に優れていると判断しました。
ランドロス(霊獣)@ラムのみ
慎重 244-0-0-0-244-20
地震/岩石封じ/ステルスロック/蜻蛉返り
特性:威嚇
クチート、メタグロスによる抜きの補助となるステルスロック展開要員として採用しましたが、結果的に多くの役割を担うに至ったポケモン。ラムのみを持つことでリザードンの鬼火のケア、催眠ゲンガーの誤魔化し、尚且つ草枠がいない本構築においてキノガッサ対面で後攻蜻蛉返りによる襷潰しを可能にします。
ほぼ慎重HDに振り切ったのは、リザードン対面で岩石封じ→ステルスロックの動きを安定させるためで、特化すれば補正有り252晴れオーバーヒートを高乱数耐えに乱数をずらせますが、リザードンYは体感では臆病が多くチョッキを警戒してか対面でオーバーヒートは全く撃たれなかったので、5割の乱数までHDを甘えて岩石封じ込みでウツロイド抜きまでSに割り振りました。それ以外は急所を除けばリザードン対面で負けることはありません。Xのニトチャ→逆鱗も耐えて岩石封じ→地震で返せます。めざ氷も大抵は耐えてくれました。
メタグロス@メタグロスナイト
陽気 76-180-0-0-0-252
アイアンヘッド/思念の頭突き/冷凍パンチ/地震
特性:クリアボディ→硬い爪
クチートと技範囲を分けた裏のメガシンカ枠。ステルスロックによる補佐が加わることで、クチートの苦手とする地面や炎を上から叩いていける点に魅力を感じて採用。Aはh4霊獣ボルトが冷凍パンチで確定になるまで振りましたが、ルカリオへの地震のダメージなどを考えるとAS特化で良かったです。
技構成はアイへ冷パンは確定として、ギルガルドやヒードラン、ジバコイルに撃ちたい地震、ステロ展開後リザードンへの安定打点となる思念となりました。
テッカグヤ+カバルドンのような並びが増え、レートが上がるにつれて選出率が落ちていきましたが必要不可欠なポケモンでした。
・選出など
大雑把にはポリゴン2+クチートorメタグロス+アシレーヌorランドロスがベースで、クチートとメタグロスは技範囲の刺さりが良い方、リザードン入りにはランドロスの優先度が高めになる、程度であとは流動的に選出しました。素早さのラインの上限が最速110族なのでこれを越えてくるポケモンが多い場合はポリクチ選出が優先されます。
苦手なポケモンとしてはスイクンやアシレーヌ、カプ・レヒレなどの水タイプ、カミツルギとジャローダ辺りでしょうか。挑発を撃たれて悉くトリックルームを封じられたので、簡単の処理はできますがコケコも上げられます。
・終わりに
5月に入るまでに忙しさで殆ど潜れず、何故か今更2000付近で怯えたりしていた結果、メイン、サブロムを2000に乗せたと喜んでいた時には既に最終日の1時を回っていたという有り様です。
催眠ゲンガーへの対策の甘さも露呈して2000付近で少し停滞し、体力的な問題もあり続けても良い結果にはならないであろうと判断して切り上げました。構築力やプレイヤースキルの無さもそうですが、度胸の無さや決断の甘さ、時間管理のお粗末さなどプレイヤーの方に問題が多くありました。来期はより直向きにポケモンに取り組めたらと思います。
ここまで見てくださった皆様、対戦してくださった皆様、ありがとうございました。