【SMシングルS5】磁力ジバミミグロス【最終2001】
お疲れ様です。
シーズン6は忙しい時期と重なっていたため、レートに潜ることはできませんでした。何故今更シーズン5の構築記事を書くのかというと、ブログの更新自体はポケモンレートのシーズン終わりごとなので、大体2ヶ月くらい間隔を空けて記事を書いてきましたが、このままだと次の更新が来年の1月後半になります。どうやら「ツイッターは知らないが記事は見ている」という方が有難いことに、少ないながらもいらっしゃるようなので、ウルトラサンムーンでも引き続きシングルレートに潜っていくという意思表示も兼ねて、生存報告としてシーズン5で使った構築を記事にしたいと思います。本当に2000に乗せただけですが、構築としては纏まりがあり、なかなか気に入っています。
構築の基本線は、磁力ジバコイルによって相手の鋼枠を排除してミミッキュ、メタグロスを通すことです。ポリ2+ラティアスのサイクルで詰めていくことも。
・使用個体
ミミッキュ@ゴーストZ
意地っ張り 4-252-0-0-0-252
じゃれつく/シャドークロー/影うち/剣の舞
特性:化けの皮
先発はさせず、基本的には後続から抜きエースとして投じます。相手の鋼枠をジバコイルに任せるといっても簡単に選出できるポケモンでもないので、メタグロス、ギルガルドがどうにもならないこともあり、鋼に一貫しやすいゴーストZを選択しました。 配分については特に語ることもありません。
臆病 252-0-4-0-0-252
サイコキネシス/電磁波/吠える/羽休め
特性:浮遊
主にはバシャーモ、霊獣ボルトロス、リザードンY辺りを抑えるためのポケモン。リフレクターも無く、指数的にも物理受けとしての運用は厳しいですがバシャーモへの削りが必要になる場面が多いのでゴツゴツメットを所持。吠えるによる流し、展開阻止が相変わらずよく決まったのでこの枠は変えていません。ジバコイルによる鋼枠の排除が成功した後は、このポケモンとポリゴン2でサイクルを組んで詰ませにいく動きが取れます。
ジバコイル@デンキZ
控えめ 204-0-0-252-0-52
10万ボルト/ラスターカノン/目覚めるパワー炎/身代わり
特性:磁力
主にはナットレイ、テッカグヤ、エアームドの排除を目的として選出するポケモン。サイクル参加できる最低限のHと、素早さに補正をかけていないテッカグヤを概ね抜ける程度のSを確保し、上記のポケモン以外とも撃ち合うためにCに振り切りましたが、配分についてはいくらでも練り直す余地があると思います。テッカグヤに上から炎技を二回撃たれて突破されるのを嫌い、一撃で仕留めるためにデンキZにしています。ナットレイの前で身代わりを置いて突破できれば、後続にデンキZを撃ち込んでそのまま試合を決められるのは爽快で、受けループに対してもある程度対策として機能したので、受け回し構築に対するストレスを大きく軽減できたという意味でも採用価値を感じたポケモンでした。
ポリゴン2@進化の輝石
穏やか 244-0-140-0-124-0
冷凍ビーム/イカサマ/毒々/自己再生
特性:アナライズ
ゲッコウガをはじめとした特殊アタッカー及び低火力物理ポケモンの誤魔化しを担う枠。鋼タイプには無力ですが、持ち前の数値、毒と再生の詰ませ性能自体は高く、ラティアス、メタグロスとのサイクルで粘り強く戦えました。調整はミミッキュのA 2↑補正フェアリーZを耐えるもので、アナライズもミミッキュをイカサマで倒すためのものですが、ウルトラサンムーンではミミッキュに専用Zが与えられたため、悲しいことにこの調整では突破されてしまいます。
陽気 92-164-0-0-0-252
特性:クリアボディ→かたいツメ
唯一のメガ枠で構築のエース。ジバコイルに鋼枠の対策を任せているので、このポケモンには特別な崩し要素は持たせず、「メガメタグロス」に求められる、鋼枠、対ドラゴン(地面)、フシギバナ、ステロダメージ込みのリザードンなどを意識したエスパー打点、ヒードランを上から縛る等の基本的な役割を遂行できるような構成になっています。選出率は最も高く、癖がなくSM環境では最も安定して運用できるメガ枠のように感じました。
ランドロス(霊獣)@ラムのみ
慎重 244-0-0-0-252-12
特性:威嚇
Dに厚くすることで、物理特殊の両面でリザードン対面を安定させたステロ要員。基本的にリザードン、ウルガモス入り構築に対して初手に置きます。ラムのみを持つことで、これらのポケモンに対して対面で負けることはほぼ無くなることに加えて、カバルドンと対面した際に欠伸を撃たせつつステロ撒き、その上で剣の舞からの地震二回で突破することができ、カバリザ(ミミッキュ)の並びに対して何度もイージーウィンを取ることができました。催眠ゲンガーにもある程度耐性を持つことができます。
・選出など
基本選出はありませんが、メタグロス+ポリゴン2+1となることが多かったです。バシャーモがいればラティアスが確定し、ナットレイ、テッカグヤ、エアームドがいればジバコイルの選出が確定し、リザードン、ウルガモスを見れば初手にランドロスの選出が確定します。
構築の運用そのものは簡単で、ポケモン各々の役割が決まっていて扱いやすいですが、このように選出が窮屈になることが多かった印象です。特にジバコイルの選出については、その腐りやすさから慎重に見極めなくてはなりません。この辺りは勝ち筋を相手の構築に依存する弱さなのでしょうか。
・最後に
2000にはすんなりと乗ることができ、時間的な問題でそのままシーズンを終えてしまいましたが 、構築としてはすっきり纏まったものを作れて満足しています。様々なポケモン、構築を試し、一定のレートを得ることで、自身の中でポケモンの楽しみ方を1つ増やせたような感覚があります。ウルトラサンムーンの環境でも、特定の構築や戦術に固執せずに、こうして楽しみとして構築記事を増やしていけるようにプレイしていきたいです。ここまで見てくださった皆様、ありがとうございました。稚拙な文章と至らない実力ではありますが、ウルトラサンムーンでもお付き合い頂けると嬉しいです。