ポケモン周回遅れ

ポケモン対戦のプレイ記録

【SMシングルS2】ポリアシレーヌ【最終2010】

シーズン2お疲れ様でした。使いたいポケモンが使えないストレスと、単純に勝てなくなってきたこともあり早めにシーズンを切り上げました。一応2ROM2000に乗せた構築ではありますが、メインロムはかなり溶かしてしまったのでサブロムのものを最終成績として掲載しています。レートも決して高くないので簡易的なものに留めます。
構築のコンセプトとしては、素早さの操作で高火力を上から下から浴びせていくというごく単純なものです。

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・使用個体
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カプ・テテフ@拘りスカーフ
控えめ 0-0-4-252-0-252
サイコキネシス/ムーンフォース/目覚めるパワー炎/シャドーボール
特性:サイコメイカー

オーソドックスな掃除役。ドリュウズのステロから展開することでリザードンパルシェンウルガモス辺りを持ち物と型を問題にせずに抜いてくれる高火力は魅力ですが、出し方を間違えると相手の襷パルシェンなどの積みエースの展開を許してしまうので選出は控えめ。


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アシレーヌ@アシレーヌZ
控えめ 252-0-4-252-0-0
うたかたのアリア/ムーンフォース/アンコール/アクアジェット
特性:激流

後述のポリゴン2から展開するトリルエース。バシャーモが見えている場合はこのポケモンから投げてZ技で圧力をかけポリゴン2から再展開、という動きも取りました。環境が高速化しているのでこの素早さでもトリルエースとして問題なく上から殴ることができました。アンコールはリザードンXの積みの起点を作る際に役立ち、単純に構築内で展開阻害が可能なポケモンがいないのもあって外せませんでした。先制技持ちがいないのでアクアジェットも同上。


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ポリゴン2@進化の輝石
生意気 244-4-20-4-236-0
八つ当たり/冷凍ビーム/トリックルーム/自己再生
特性:ダウンロード

リザードンを唯一のメガ枠としている以上、ガブリアスランドロスといったステロ持ち地面タイプを初手に投げられることが多いので、これらに大きなダメージを入れつつトリル展開ができるポリゴン2。ゲッコウガが辛いこともあり特殊受けの役割も持たせるために生意気としています。カプ・テテフに殴り勝て、鬼火があまり飛んでこない環境であったので空元気ではなく八つ当たり。六世代において電磁波を搭載した同型ポケモンが非常に強力なサイクル成員であったのですが、七世代においては電磁波が弱体化し火力水準も上がったこともあり、このポケモンは数値で詰ませにいくというより対面勝ちで数的有利をとってトリックルームを展開する捨て気味の運用が適当であると思います。トリル展開に特化するのであれば控えめでの運用で問題ありませんが、アシレーヌはトリルエースとしては火力がやや足りていないように感じたので、サイクルが回せるようにこの型にしています。


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ドリュウズ@気合いの襷
陽気 0-252-4-0-0-252
地震/アイアンヘッド/岩石封じ/ステルスロック
特性:型破り

ステルスロックの展開要員かつ地面枠として挙げられるポケモンは多くいますが、カプ・コケコに一方的に強く、準速ミミッキュの上から皮を貫通でき、カプ・テテフにも勝てるこのポケモンにはより利が多いと感じたので採用。リザードンがかなりSを落としているので岩石封じによるS操作は必須になります。このポケモンでステロを撒きつつ相手ポケモンリザードンニトロチャージ圏内に入れられると理想的。リザードンの展開を許さないためのポケモンでもありますが、最速ニトチャリザXだけはどうにもなりません。


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リザードン@リザードナイトX
意地っ張り 188-188-12-4-116
逆鱗/ニトロチャージ/剣の舞/羽休め
特性:猛火→硬い爪

Aを剣舞ニトロチャージでH振りギルガルドを確定1発、Sを最速キノガッサ抜きとして残りをほぼHに割り振った抜き及びサイクルエース、兼自慢の受けループ対策枠。Hを削ってBに回しても補正有りキノガッサの岩石封じ+マッハパンチの乱数が大して動かなかった(超低乱数)ことと、コケコをはじめとした電気タイプを起点にしていきたいこともありこのような配分に。混乱しない可能性が残ると前向きに捉えてフェアリーが見えていても逆鱗を押す勇気が必要でした。環境にいるスカーフ持ちが最速を取っていることが多かったため、個人的にはニトロチャージ搭載のリザードンXは、陽気最速(~最速テテフ抜き)を取るか、この辺りまでSを抑えるかのどちらかしかないと考えています。中途半端なSラインだとガルーラ対面にも弱く、耐久も不十分でS上昇込みでもスカーフ持ちを抜けないということになりかねません。結果としてニトロチャージを二回撃てる十分な耐久と回復ソースを用意したこの型になりました。

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テッカグヤ@ゴツゴツメット
図太い 244-0-244-0-0-20
ヘビーボンバー/火炎放射/宿り木の種/目覚めるパワー氷
特性:ビーストブースト

ボーマンダ、ガルーラ、ミミッキュメタグロスドリュウズハッサム辺りを見るための物理受け。リザードンの後出しに対する切り返しの手段が無いためリザードン入りへの選出は控えめ。シーズン1に比べると信頼度はかなり落ちましたが、鋼に強い鋼枠としての強さは健在でした。宿り木はアシレーヌへのサイクル負荷を軽減する意味でも有利対面で積極的に押していきました。


・選出など
ドリュウズリザードンカプ・テテフ
この軸を基本とし、ガブリアスランドロスとその後続を見てSラインで勝てそうにないならポリゴン2+アシレーヌ+1と選出しました。相手の電気が見えている上でドリュウズを選出するとサイクル負けしそうな場合は初手にリザードンを置いてメガシンカしておき、電気に受け出しが効くようにする場合もありました。
苦手なポケモンは見ての通りキノガッサです。それ以外のポケモンは特別苦手にしていないので、このポケモンを切ったのは悪い選択ではなかったと思っています。


・終わりに
中盤~終盤にかけてこの構築で2ROMとも2000に乗せてから、間を開けて潜ったところメインロムのレートは惨憺たるものになってしまい、代替案も思い付かないので既述の通りサブロムのレートを載せて最終レートとしています。次シーズンからクチートナイトが解禁されるという情報が出たことで、今シーズンのモチベーションが地に落ちレートも持ち直せそうにないので早めに終わろうかと思います。
ここまで見て下さった皆様、対戦して下さった皆様、ありがとうございました。
最終順位及び最終レート
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【SMシングルS1】メス堕ちルカリオスタンダード【最高2086最終2052】

SMシーズン1お疲れ様でした。
使えるポケモンも少なく何かと環境が窮屈なシーズンであったかと思いますが、それなりに楽しめ、尚且つ満足のいくレートだったので簡易的なものですが残しておきます。
構築がこの形に行き着き、使用したと言えるのは最後の30試合程度ですが、1924→2086とレートの伸びが良かったのでこの並びを載せました。戦果としてはほどほどであり、来シーズンからは環境が大きく変わることもあり構築作成の参考にはならないかと思いますので、シーズン結果報告程度のものと考えて頂けると幸いです。構築名に意味はありません
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・使用個体
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ルカリオ@ルカリオナイト
陽気 0-252-4-X-0-252
特性:正義の心→適応力
インファイト/バレットパンチ/地震/剣の舞

ガルーラに隙を見せず、テッカグヤに弱くなく刺せる範囲が比較的広く、得意不得意がわかりやすく選出しやすかったエース。カプ・テテフには基本無力ですがそれでもしっかり選出して、ガルーラポリゴン2辺りに圧力をかけていくことを心掛けました。無論パルシェンオニゴーリにも強め。積みの起点を作ったり、このポケモンを無償降臨させるようなギミックが一切搭載されていないので無茶なあと投げも結構やりました。サイクルをある程度こなして削りを入れた後うしろから投げていく流れが多かったです。


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ミミッキュ@ゴーストZ
意地っ張り 4-252-0-X-0-252
特性:化けの皮
シャドークロー/じゃれつく/かげうち/剣の舞

ラスト30試合で投入。Z技、準伝説でない新ポケモンの要素を組み込みたかったという理由だけで採用したものの、特性由来の対面性能でパーティーの穴を無理やり埋めてくれたすごい奴。ギルガルド、ゲンガーを強引に処理したりテッカグヤを呼びつつ突破したり。主に初手で投げて崩し、後ろのルカリオギャラドスに繋げるという流れが雑に強く、よく決まりました。


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カプ・ブルル@残飯
慎重 252-4-0-X-252-0
特性:グラスメイカー
ウッドホーン/やどりぎのタネ/守る/身代わり

他3匹の土地神に後投げが安定する慎重HD。残飯+フィールド+宿り木で低速ポケモンを積ませることも可能で、選出率は最も高かったです。フィールドを張り替えて火力を削げる点が優秀で、ポケモンバンク解禁前の環境におけるカプ・テテフへの回答として最も優秀なものであったと考えています。メガゲンガーが非常に辛い


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カプ・コケコ@こだわりスカーフ
無邪気 0-4-0-252-0-252
特性:エレキメイカー
10万ボルト/ボルトチェンジ/とんぼ返り/マジカルシャイン

1破りパルシェン、2舞メガギャラドス、1舞メガボーマンダ辺りをしっかり抜ける最速スカーフ。確実に倒せはしませんが後続の先制技圏内に押し込める擬似的なストッパーの役割を担いました。瞑想持ちが増えたことでミラーでの勝ち目が怪しくなり、選出率は一番低かったですが上述の理由から抜くことはできず、レート最序盤からパーティーに居座り続けた唯一のポケモン。性格は臆病推奨。


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ギャラドス@ギャラドスナイト
陽気 84-252-4-X-4-164
特性:威嚇→型破り
滝登り/氷の牙/地震/竜の舞

ラスト30試合でボーマンダから変更。調整は1舞で最速130族抜き、エレキフィールド下で無補正コケコの10万確定耐えという簡素なもの。ジバコイル、ミミッキュ辺りに勝て、テッカグヤも苦にしない積みエースとして採用し、期待通りの活躍。襷でギャラドスを止めに来るポケモンが環境にほぼ存在しなかったこと、ルカリオがポリゴン2に対する選出圧になっていることからとても通りが良く、勝ちを計算しやすかったです。使用率にも納得できる、運勝ちを多く呼び込めるポケモン


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テッカグヤ@ゴツゴツメット
図太い 252-4-148-0-92-12
特性:ビーストブースト
ヘビーボンバー/火炎放射/毒々/やどりぎのタネ

ハッサムボーマンダ辺りの受け、削り要員として採用。フィールド下眼鏡テテフのサイキネ2耐えまで気持ちDに回し、同族意識でSを僅かに伸ばして残りB。削りさえ入れてくれれば良いのでBを抑えて無理が生じたこともありませんでした。毒の枠はめざ氷が望ましいところですが、ポリゴン2がいてもルカリオを出せない場合の保険として刺しています。ブルルの守るとの相性も悪くありません。シーズン1の環境では採用しない理由がない、採用せざるを得ないポケモンのように感じました。


・選出など
基本選出はブルル+カグヤ+ルカリオorギャラドスorミミッキュ。コケコは既述のとおりストッパーなので選出率は控え目。通りが良くとも出さない場合もありました。
基本的にはブルルカグヤのサイクルで削り、後ろで詰めていく動きに徹していました。地面枠を廃してコケコを誘っている関係でブルルの仕事は多く、体力管理が重要になりました。釣り出し交換という技術は未習得のため、殆どやらなかったです。
苦手なポケモンとしてはジバコイル、鬼火持ちメガゲンガー、エンニュート辺りを挙げることができます。イーブイ絡みのものをはじめとした積み展開への明確な回答もないので苦しいです。


・終わりに
シーズン1で育成したポケモンの総数が24匹にものぼり、それらが出入りするかたちでこの構築に行き着いたという経緯があり、狭い環境での回転の早いメタゲームの辛さを思い知ることとなりました。使用率上位の強力なポケモンのみで構成されたパーティーとなり、レートも中途半端で実力不足も痛感しています。もう少し時間を作って試合数を増やしたいところです。
メガストーンの行方が気になりますが、来期はクチートとまた2100に乗れるようレートに勤しみたいです
ここまで見てくださった皆様、ありがとうございます
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【S16シングル使用構築】電磁波ポリクチ【最高/最終2101】

シーズン16お疲れ様でした。今期もレート2000に乗せることができたので構築を書き残すことにしています。最高、最終レート共に2101

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・使用個体
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クチート@クチートナイト
意地っ張り 252-252-0-0-0-4
じゃれつく/ふいうち/炎の牙/剣の舞
特性:威嚇→力持ち

構築のコンセプト。じゃれつく、ふいうちに加えて他のポケモンが炎打点を持てないため炎の牙まで確定。カバルドンステルスロックとの相性を考慮して剣の舞を入れています。
ポリゴン2とボルトロスの電磁波で足周りを補いながらこのポケモンを通すことが本構築の基本線となります。メガポケモンの中でも上位の対面性能を持っているため、S操作を行わない初手投げでも十分な圧力をかけることができました。対面構築よろしくこのポケモンで1.5匹を落としてもらい後ろで詰めるか、剣の舞からの全抜きを狙うかの選択は慎重に行わなくてはならない場面が多かったです。ガブリアスを重く見るなら剣舞優先、といった具合です。


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ポリゴン2@進化の輝石
生意気 244-20-28-4-212-0
空元気/冷凍ビーム/電磁波/自己再生
特性:ダウンロード

特殊受けとして幅広く採用されるようになったHDポリゴン2。ゲッコウガをはじめとした高速特殊アタッカーを処理する駒として最も信頼の置けるポケモンであると考えています。ボルトロスの電磁波を受けにいく役割を持つため、裏メガ枠であるゲンガーとの相性が良好。共に再生回復技を持つ物理受けのカバルドンと強固なサイクルを形成でき、数値の不足した構築に対して一方的に勝利することも多かったです。構築単位で耐久アローを誘い、このポケモンで鬼火を受けつつ突破することでゲンガー、クチートの一貫を作ることも役割の一つでした。技構成は火傷考慮の空元気、足を奪う電磁波、地面全般やボルトロス辺りへの遂行技としての冷凍ビーム、再生。
全幅の信頼を寄せる構築の軸と呼ぶに相応しいポケモンですが、ガルーラ入り構築の裏メガとして採用される滅びメガゲンガーにこのポケモンを処理されると一気に苦しくなるため、初手にクチートボルトロスを立てるなど、1:1交換をしてでもこのポケモン以外でゲンガーを処理できるような選出が求められました。逆に相手のガルーラや滅びゲンガーを排除すればこのポケモン一匹で詰ませることができ、選出率は最も高かったです。
再生技+S操作技という構成にすることで、必ずしもこのポケモンから展開してS操作を行う必要はなく、耐久力に任せた繰り出しから電磁波によってクチートを再展開することができ、選出に柔軟性が生まれました。


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キノガッサ@気合いの襷
意地っ張り 0-252-4-0-0-252
マッハパンチ/タネマシンガン/キノコの胞子/岩石封じ
特性:テクニシャン

スタンダードな襷ガッサ。最近では草枠を採用していない構築も多く見受けられ、刺さりが良いと判断した場合積極的に選出しました。対面性能の高い駒としてクチート、ゲンガーでポケモンの頭数を減らした後の詰め役の一匹としてだけでなく、リザードンバシャーモなどのストッパーとしての役割も持ちます。草枠としての働きを期待するのは少々無理があるので、相手のパーティにキノガッサが見える場合はキノガッサ+ゲンガーと選出することで対応しました。クチート入りで重くなりがちなスイクンに対して安定して勝てる駒として構築に入り、期待通り何体ものスイクンを葬ってくれました。


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ボルトロス@オボンのみ
臆病 140-0-16-100-0-252
10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/悪巧み
特性:悪戯心

早いオボンボルトロス。電磁波によるクチートの足周りの補助とストッパー、カバルドンのステロ展開からの積みエースとして採用しました。キノガッサと同じく対面性能の高いポケモンとして詰め役を担います。以前は図太い個体で使っていましたが、ゲンガー以外のパーティーのSラインの低さが気になったため臆病になりました。このポケモンもまた、クチートの天敵であるスイクンを処理する為のポケモンです。キノガッサとこのポケモンを並べてもなおスイクンが平然と現れます。


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カバルドン@ゴツゴツメット
腕白 252-0-220-0-0-36
地震/岩石封じ/怠ける/ステルスロック
特性:砂起こし

4振り50族まで抜いた物理受けカバルドンバシャーモはこのポケモンに一任しています。ゴツメ反動によるバシャーモファイアロークチートが苦手とする物理アタッカーへの削りとステロ設置が仕事で、キノガッサマッハパンチクチートのふいうち圏内に押し込んでもらいます。バシャーモフレアドライブを撃ってもらう必要があるので、相手パーティにバシャーモを見た場合クチートかゲンガーから入ります。火炎放射は2耐えでき襷も砂で潰せるので問題になりません。
技構成については、地面枠として一致技の地震は抜けず、ポリゴン2とのサイクルを形成する上で必須の怠ける、ファイアローに撃ちたい場面が多かったため岩石封じ、積み技を保持するクチートボルトロスとの相性からステルスロックとなりましたが、ガブリアスに対する打点が欲しくなったのでステロの枠は氷の牙でも良いかもしれません。
環境に存在するガルーラがほぼ冷凍ビームか秘密の力のどちらかを所持しているので、このポケモンにガルーラ受けの役割は期待していませんでした。


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ゲンガー@ゲンガナイト
臆病 252-0-0-0-4-252
祟り目/ヘドロ爆弾/気合い球/鬼火
特性:浮遊→影踏み

クチートが出せない場合選出されるメガ枠。ガルーラを1:1交換ではなく突破したいという欲望の構成。パーティに状態異常をかけられるポケモンを満載しており、自身の鬼火とのシナジーも考慮して祟り目を採用し、気合い球まで持った攻撃的な構成であるのにも関わらず、耐久に厚めの努力値振りになった一見宙ぶらりんなポケモン。一応鬼火を絡め構築単位で苦手としているマンムーヘラクロスに勝つためにHSとした経緯があります。
クチートを出すことができないクレセドランが主な役割対象で、交代際含めて気合い球を3回放ち、内2回を当ててヒードランを処理します。受けループにも同様の手順でバンギラスを突破します。バンギラスヒードランメガガルーラはCに振りきっても気合い球の一撃で落とすことができないため、それならば耐久に振る方が対面性能を高められると考えての耐久振りでもあります。


・選出
クチートorゲンガー+ポリゴン2+1が殆どでした。バシャーモを見たらカバルドンキノガッサボルトロスは刺さりが良い時に選択。
サイクル系構築に対してはポリクチカバ、ガルーラ入りにはゲンガーポリガッサと選出。ガルーラ、ヘラクロス入りにはメガポケモンを必ず初手投げしました。ガルーラを見て必ずゲンガーを出すことはせず、クチートでガルーラと刺し違えつつ後ろで詰めるルートも取りました。
メガ枠の同時選出は一度も行わず、メガ無し選出は一度のみで、それ以外は柔軟に選出したので特に決め事はありませんでしたが、選出を決める初段階でまずポリゴン2の刺さり具合から判断して選出を組み立てることを意識してはいました。
総じてクチートをどこまで信用できるかにかかっており、ダメそうならゲンガー、くらいの気持ちです。


・苦手なポケモン
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上から1ターンに2回以上のダメージを入れてくるポケモン全般。キノガッサが苦手とするポケモンがそのままパーティのウィークポイントに。
エンテイ以外はゲンガーで処理が可能で、エンテイもチョッキであればポリゴン2で勝つことができます。ノイテイは最難関。威嚇込みでクチートを一撃で落としてくる上にカバルドンで受けられない鉢巻ガブリアスも苦しいです。


・最後に
1850付近でこの構築を使いはじめ、10連勝で一気に2000に乗り、その後20試合あまりで2100達成となりました。クチート、ゲンガー、キノガッサは確率の絡む不安定なポケモンですが、レート2100達成は彼らの頑張りによるところが大きいです。
前期に長く目標としていたレート2000に乗ることができ、その翌シーズンでまさか2100に手が届くとは思っていませんでした。6世代も終わりに向かいますが、来シーズンも最高レートの更新を狙って行きたいと思っています。
最後にここまで見てくださった皆様、対戦してくださった皆様 ありがとうございました

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【S15シングル使用構築】ラグマンダとクチート【最高2027】

S15お疲れさまでした。2000を越えた構築は忘れないように書き置きすると決めていたので書いています。
最高2027/最終1952

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・使用個体
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クチートクチートナイト
意地っ張り 252-252-0-0-0-4
じゃれつく/ふいうち/炎の牙/叩き落とす

必ずパーティに入れると決めているポケモン。ステロ展開の構築だが他のポケモンナットレイハッサムへの打点が用意できないので範囲を優先して炎の牙を搭載して剣の舞は不採用。メガポケモンとしての基本スペックが優れているため、無理をしてS操作のギミックを仕込む必要性は感じなかった。見た目からして性別は♂の方が合っていると思う。

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ボルトロス@オボンのみ
図太い 244-0-252-12-0-0
10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/悪巧み

クチートとの補完に優れるポケモン。当初はゴツゴツメットを被っていたもののガルーラに触ってもらえない事が多く、構築で破滅的に重いサンダーを見る必要が出たため悪巧みを搭載しオボンを持った。痺れをあまり引いてくれなかった。

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ジャローダゴツゴツメット
臆病 180-0-156-0-0-172
リーフストーム/挑発/リフレクター/光合成

テンプレゴツメジャローダクチート軸の天敵であり型の多様化により爆発的に数を増やしたキノガッサに勝てるポケモンとして投入。構築単位で苦手にしているスイクンクレセリア辺りの数値受けポケモンに強めな反面ゲンガー、ボルトロスをはじめとして勝てないポケモンが多すぎるため選出率は一番低く、ガッサを選出させない為だけにパーティーに居座った。

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ゲンガー@気合いの襷
無邪気 0-4-0-252-0-252
シャドーボール/ヘドロばくだん/道連れ/不意打ち

ゲンガーミラー、ギルガルド対面を有利対面に変える魔法のポケモンメガゲンガーに催眠術を撃たせないためのポケモンでもある。先発で相手のメガ枠と心中するだけでなくステロ展開の詰めアタッカーとしても活躍してくれた。特にメガゲンガーを突破してくれるとそのまま勝利に繋がるため、相手パーティにゲンガーを見た場合は積極的に初手投げした。催眠を撃たないゲンガーは良いポケモン

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ラグラージ@食べ残し
図太い252-0-220-0-36-0
波乗り/ステルスロック/欠伸/吠える

構築のMVP。レートで数回遭遇しクチートとの相性に優れると感じ採用した。裏メガのボーマンダと強力な積みサイクルの並びを形成しつつ、クチートの苦手とするポケモンからの安定した引き先としてサイクル戦に参加させるため回復ソースとして残飯を持たせた。初手に投げることは少なく、後投げからステロ+欠伸で展開していくのがメイン。ステロを撒かずに欠伸を連打することで体力を回復するという芸当も可能で、構築の軸と呼ぶに相応しい活躍をしてくれた。厳選の途中に偶々光ったのでそのまま採用し、その気持ち悪さでバトルをかき回してくれた。

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ボーマンダボーマンダナイト
意地っ張り 4-252-0-0-0-252
すてみタックル/空元気/地震/竜の舞

ラグマンダの並びを作る裏メガ。クチートの苦手とする多くのポケモンに刺さり、火傷の一貫を逆手に取る空元気とヒードランに撃つ地震を搭載。低乱数とはいえ受け出しのクレセリアを吹き飛ばす大火力ブーメラン。

・選出についてのあれこれ
基本選出はラグラージ+ゲンガー+クチートorボーマンダ
ラグラージのステロ展開でかき回しつつ後ろのゲンガー+メガ枠で抜いていくというのが当構築のコンセプト。
初手のラグラージは読まれやすいため、どのポケモンからも投げましたがクチートボーマンダを初手に投げることでラグラージの物理耐久を補える点が便利でした。初手ゲンガーで数的有利を取りに行くことも多かったです。
ジャローダはガルーラの後ろにスイクンクレセリアが並んだ場合に選出。ボルトロスはゲンガーに代わって稀に選出しました。
初手のガルーラに対してはゲンガーかメガ枠を投げれば比較的安定してラグラージへ引くことができるので、ガルーラ軸に対しての勝率はかなり良かった印象です。

・苦手なポケモン
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終盤でやたらと遭遇しレートを奪っていったポケモン達。ジャローダで勝てずボーマンダに強い草タイプ
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高打点の数値受け。クチートジャローダを出しにくいポケモンを引き連れて現れると…

・言い訳
最終的には1900中盤までレートを落としたもののセンス0の自分に初めてのレート2000を達成させてくれました。この構築が出来上がったのがシーズン終了5日前、こなせた試合数も50試合ほどなので対戦回数次第でレートを伸ばせる可能性は感じました。ボルトロスを選出して活躍した記憶がないので、そこをポリゴン2に変えてS16も引き続き運用する予定です。
最後に対戦して下さった皆様、ここまで見て下さった皆様、Twitterにて一緒にポケモンして下さった皆様 ありがとうございました
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