ポケモン周回遅れ

ポケモン対戦のプレイ記録

【S16シングル使用構築】電磁波ポリクチ【最高/最終2101】

シーズン16お疲れ様でした。今期もレート2000に乗せることができたので構築を書き残すことにしています。最高、最終レート共に2101

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・使用個体
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クチート@クチートナイト
意地っ張り 252-252-0-0-0-4
じゃれつく/ふいうち/炎の牙/剣の舞
特性:威嚇→力持ち

構築のコンセプト。じゃれつく、ふいうちに加えて他のポケモンが炎打点を持てないため炎の牙まで確定。カバルドンステルスロックとの相性を考慮して剣の舞を入れています。
ポリゴン2とボルトロスの電磁波で足周りを補いながらこのポケモンを通すことが本構築の基本線となります。メガポケモンの中でも上位の対面性能を持っているため、S操作を行わない初手投げでも十分な圧力をかけることができました。対面構築よろしくこのポケモンで1.5匹を落としてもらい後ろで詰めるか、剣の舞からの全抜きを狙うかの選択は慎重に行わなくてはならない場面が多かったです。ガブリアスを重く見るなら剣舞優先、といった具合です。


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ポリゴン2@進化の輝石
生意気 244-20-28-4-212-0
空元気/冷凍ビーム/電磁波/自己再生
特性:ダウンロード

特殊受けとして幅広く採用されるようになったHDポリゴン2。ゲッコウガをはじめとした高速特殊アタッカーを処理する駒として最も信頼の置けるポケモンであると考えています。ボルトロスの電磁波を受けにいく役割を持つため、裏メガ枠であるゲンガーとの相性が良好。共に再生回復技を持つ物理受けのカバルドンと強固なサイクルを形成でき、数値の不足した構築に対して一方的に勝利することも多かったです。構築単位で耐久アローを誘い、このポケモンで鬼火を受けつつ突破することでゲンガー、クチートの一貫を作ることも役割の一つでした。技構成は火傷考慮の空元気、足を奪う電磁波、地面全般やボルトロス辺りへの遂行技としての冷凍ビーム、再生。
全幅の信頼を寄せる構築の軸と呼ぶに相応しいポケモンですが、ガルーラ入り構築の裏メガとして採用される滅びメガゲンガーにこのポケモンを処理されると一気に苦しくなるため、初手にクチートボルトロスを立てるなど、1:1交換をしてでもこのポケモン以外でゲンガーを処理できるような選出が求められました。逆に相手のガルーラや滅びゲンガーを排除すればこのポケモン一匹で詰ませることができ、選出率は最も高かったです。
再生技+S操作技という構成にすることで、必ずしもこのポケモンから展開してS操作を行う必要はなく、耐久力に任せた繰り出しから電磁波によってクチートを再展開することができ、選出に柔軟性が生まれました。


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キノガッサ@気合いの襷
意地っ張り 0-252-4-0-0-252
マッハパンチ/タネマシンガン/キノコの胞子/岩石封じ
特性:テクニシャン

スタンダードな襷ガッサ。最近では草枠を採用していない構築も多く見受けられ、刺さりが良いと判断した場合積極的に選出しました。対面性能の高い駒としてクチート、ゲンガーでポケモンの頭数を減らした後の詰め役の一匹としてだけでなく、リザードンバシャーモなどのストッパーとしての役割も持ちます。草枠としての働きを期待するのは少々無理があるので、相手のパーティにキノガッサが見える場合はキノガッサ+ゲンガーと選出することで対応しました。クチート入りで重くなりがちなスイクンに対して安定して勝てる駒として構築に入り、期待通り何体ものスイクンを葬ってくれました。


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ボルトロス@オボンのみ
臆病 140-0-16-100-0-252
10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/悪巧み
特性:悪戯心

早いオボンボルトロス。電磁波によるクチートの足周りの補助とストッパー、カバルドンのステロ展開からの積みエースとして採用しました。キノガッサと同じく対面性能の高いポケモンとして詰め役を担います。以前は図太い個体で使っていましたが、ゲンガー以外のパーティーのSラインの低さが気になったため臆病になりました。このポケモンもまた、クチートの天敵であるスイクンを処理する為のポケモンです。キノガッサとこのポケモンを並べてもなおスイクンが平然と現れます。


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カバルドン@ゴツゴツメット
腕白 252-0-220-0-0-36
地震/岩石封じ/怠ける/ステルスロック
特性:砂起こし

4振り50族まで抜いた物理受けカバルドンバシャーモはこのポケモンに一任しています。ゴツメ反動によるバシャーモファイアロークチートが苦手とする物理アタッカーへの削りとステロ設置が仕事で、キノガッサマッハパンチクチートのふいうち圏内に押し込んでもらいます。バシャーモフレアドライブを撃ってもらう必要があるので、相手パーティにバシャーモを見た場合クチートかゲンガーから入ります。火炎放射は2耐えでき襷も砂で潰せるので問題になりません。
技構成については、地面枠として一致技の地震は抜けず、ポリゴン2とのサイクルを形成する上で必須の怠ける、ファイアローに撃ちたい場面が多かったため岩石封じ、積み技を保持するクチートボルトロスとの相性からステルスロックとなりましたが、ガブリアスに対する打点が欲しくなったのでステロの枠は氷の牙でも良いかもしれません。
環境に存在するガルーラがほぼ冷凍ビームか秘密の力のどちらかを所持しているので、このポケモンにガルーラ受けの役割は期待していませんでした。


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ゲンガー@ゲンガナイト
臆病 252-0-0-0-4-252
祟り目/ヘドロ爆弾/気合い球/鬼火
特性:浮遊→影踏み

クチートが出せない場合選出されるメガ枠。ガルーラを1:1交換ではなく突破したいという欲望の構成。パーティに状態異常をかけられるポケモンを満載しており、自身の鬼火とのシナジーも考慮して祟り目を採用し、気合い球まで持った攻撃的な構成であるのにも関わらず、耐久に厚めの努力値振りになった一見宙ぶらりんなポケモン。一応鬼火を絡め構築単位で苦手としているマンムーヘラクロスに勝つためにHSとした経緯があります。
クチートを出すことができないクレセドランが主な役割対象で、交代際含めて気合い球を3回放ち、内2回を当ててヒードランを処理します。受けループにも同様の手順でバンギラスを突破します。バンギラスヒードランメガガルーラはCに振りきっても気合い球の一撃で落とすことができないため、それならば耐久に振る方が対面性能を高められると考えての耐久振りでもあります。


・選出
クチートorゲンガー+ポリゴン2+1が殆どでした。バシャーモを見たらカバルドンキノガッサボルトロスは刺さりが良い時に選択。
サイクル系構築に対してはポリクチカバ、ガルーラ入りにはゲンガーポリガッサと選出。ガルーラ、ヘラクロス入りにはメガポケモンを必ず初手投げしました。ガルーラを見て必ずゲンガーを出すことはせず、クチートでガルーラと刺し違えつつ後ろで詰めるルートも取りました。
メガ枠の同時選出は一度も行わず、メガ無し選出は一度のみで、それ以外は柔軟に選出したので特に決め事はありませんでしたが、選出を決める初段階でまずポリゴン2の刺さり具合から判断して選出を組み立てることを意識してはいました。
総じてクチートをどこまで信用できるかにかかっており、ダメそうならゲンガー、くらいの気持ちです。


・苦手なポケモン
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上から1ターンに2回以上のダメージを入れてくるポケモン全般。キノガッサが苦手とするポケモンがそのままパーティのウィークポイントに。
エンテイ以外はゲンガーで処理が可能で、エンテイもチョッキであればポリゴン2で勝つことができます。ノイテイは最難関。威嚇込みでクチートを一撃で落としてくる上にカバルドンで受けられない鉢巻ガブリアスも苦しいです。


・最後に
1850付近でこの構築を使いはじめ、10連勝で一気に2000に乗り、その後20試合あまりで2100達成となりました。クチート、ゲンガー、キノガッサは確率の絡む不安定なポケモンですが、レート2100達成は彼らの頑張りによるところが大きいです。
前期に長く目標としていたレート2000に乗ることができ、その翌シーズンでまさか2100に手が届くとは思っていませんでした。6世代も終わりに向かいますが、来シーズンも最高レートの更新を狙って行きたいと思っています。
最後にここまで見てくださった皆様、対戦してくださった皆様 ありがとうございました

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